どたばたの転居と、シンプル住居の快適さ

夢の夫婦で多拠点生活へ向けて『安くコンパクトな賃貸へ引越し』を実施しました。非常に快適に過ごしているので、まとめてみます。

一体なんの話だ?な方はこちら→ 旅がらす計画NEO

ほぼ即決だった転居先

思い立ってから2〜3日の間は「安い方がいいけど、あるていど快適さはほしいなぁ」というひどい煩悩を抱えて賃貸サイトをごりごり見つつ、気になる物件をメモ代わりに夫へメッセージを送りつけたり送りつけられたりされながらストックしていました。

探してみて気付いたんですけど、めちゃくちゃ古いのに2部屋以上あって水回りもキレイで駐車場込みで家賃が3万円台の家があったりするんですね。これまで真剣に探してこなかった自分を軽く呪いました。

転居先が決まったのは、なんでもないいつも通りの午後。

その日は、朝から夫婦でお気に入りの店(パンは感動的においしいけれどコーヒーが泣けるほどまずいカフェ)でモーニングをたらふく食べて仕事も終えたところでした。

時間を持てあましたのでドライブがてら、ふと気になる物件の方へ足を伸ばしてみたんです。実物見ると現実味が増すんですね。「これは中も見たいね」となり夫が不動産屋さんへ電話して突撃内覧。(またこの不動産屋さんが話しやすく対応が神でした…感謝しかありません)

2つほど検討しましたが、もう家の快適さは自分たちで作ることを夫婦で固く誓いつつ、その日のうちに古くて安い方に決めました。

悩んだら動いた方がいいですね。そして決める時は、一気に決めるのがいいですね。最近、悩んでも選択肢が増えていくだけなんで時間がもったいないなぁと思います。

荷物まとめ〜引越しも一気に

諸事情あって引越し日は8月末になりました。8月と言えば奈良盆地は灼熱と湿度の地獄絵図です。転居時期としては完全にしくじっていますが決めたからには動くしかないわけで。勢いのままにやりました。

今回は多拠点生活のための拠点なので、これを機にモノは減らしたい。軽キャンピングカー1台に詰めるだけにしようと、これを機にいろいろ手放しました。

布団、洗濯機、冷蔵庫、掃除機など、フツーに置いてあるものをいったんナシにして、実験です。

今回は私が引越し前日までみっちりがっつり仕事で精力絞りきってぺっちゃんこの干物みたいになってたんですが、荷物が少ないんでめっちゃ楽でしたね…。もちろん引っ越し業者はいりませんし、愛車の軽キャンピングカーに荷物まとめ〜積み込み〜移動〜荷卸しまで、実質1日かかりませんでした。

転居手続きについては毎回うんざりしてヘットヘトになりますが、心が折れそうになるたびに「がんばったら夜のビールがうまいぞ!おいしいぞ!」とニンジンぶらさげた馬の呪文を唱えてだましだまし片付けましたら本当に夜のビールが泣くほどうまかったですハーアリガタヤ。

イヤなことにはご褒美をつけて乗り切るのは大事だと、とてもとても思いました。

このあたりの様子はYoutubeにもアップしています。↓

モノのない新しい生活が快適

そして引越して20日あまり。

快適すぎて、おどろいています。日当たりもよく、モノがないので風通しも見晴らしもよいです。

古い賃貸なので快適さはそこまで期待してなかったんですが、お家が愛しすぎて困るレベルです。新居を堪能しています。多拠点生活どこいった。いや、するんですけどね。ちょっとぐらい浸りたい。それくらい快適です。

ひとことで言えば、家の中でキャンプしてるような生活です。

洗濯はつけおき&手洗い、掃除は手とぞうきんで、料理はIH調理器と片手鍋で、食器は2つのみ。ノートパソコンで仕事し、ヨガマットと寝袋で寝て、夜はランタンなんで睡魔が自然とやってくる。テレビは元々ありませんし、ネット回線もスマホのみに絞ってるので、だらだら動画を見なくなりました。

やる前はさすがに不便だろうなつらいだろうなと覚悟してたんですが、まったく逆でした。

迷いや雑音がなくなり、自然と集中力があがり、さらに家事で体を使うので自然と運動とストレッチができておどろくほど気分がいい。

こうしてみると、便利なものが必ずしも豊かさとは直結してないんじゃないかと思います。照明、洗濯機、布団…あたりまえのようにあったのことの方が、不思議に思えてくる。必要なものなんて、実はごくわずかなんじゃないか。そんな気がしてきます。

多拠点住居サービスの申し込みは終えたので、それまでの間はこの生活を堪能してみようと思います。


とりあえず、転居の話をまとめてみました。

いまはまだ情勢的に動きにくいですが、やりたいことに少しずつ近づいていってるのがとっても楽しく、嬉しいです。

これを読んでくださってる方も、やりたいことや、実はやりたかったこと、好きだったこと、無理だとあきらめていたこと、ありませんか?好きだったのにおまえには無理だと言われたことや、お金にならないからと距離を置いてしまったこと、少なくとも1つはあるんじゃないかと思うんです。

それを、少しでもやってみる、ってのはどうでしょうか?昔は無理だったけど今ならできるかもしれない。別の形でできるかもしれない。今はあらゆるものが流動的です。お金になるかどうかなんて、今の時点で今の知識でわかるわけがない。

理想の形はめざすけれど、実験のつもりで少しずつやっていく。それが私たちが推奨しているJMA(ジャッカンミギカタアガリ)です。

あなたのJMAを祈って!

この記事を書いた人

みしゃこ(妻)

1979年兵庫県尼崎市うまれ。今は奈良を拠点に活動中。身の回りや心の軽量化を考えたり実験するのが大好きです。フリーランスのWEB制作屋。得意技は、狙ってないのに入ってしまう頭突きと裏拳。