楽になったきっかけは、古事記?

仕事に悩み、人間関係に悩み、迷ってばかりで、ついにひきこもりになった30代の私。これアカンやつや、と、心や仕事についてゼロから学んで起業していまがあります。

その中でも特に生き方が楽になったきっかけが、えっと、古事記なんですよ…。

「はぁ?」って感じですかね。たぶん30代の頃の私も同じ反応だったと思います。

西洋文化の中で育ち進化論を信じてるのに、正月や祝い事は神社にいって手を合わせる。使命感を持って仕事しようっていってるわりに、利益を得ることばかりを考えてる人もいる。なんか、周りがやってることや教わることちぐはぐで自分の中が落ち着かないんです。

その不自然さがピタッとはまった感覚があったのが、古事記だったんですね。

古事記とは、日本がどのように生まれたかが書いてある本。いわば私たちのルーツです。

「ああ、仕事って、そうなのか」

「疲れていたのは、そのせいだったのか」

そういうことがわかるようになっていきました。

もちろん古事記だけじゃなくて、日本の古来からの文化というか、神道仏教儒教商人道いろいろ見たり聞いたりした上でですが、知ってからすごく楽になったと思います。

深い話をしだすと1日2日では足らないので(汗)さわりだけにします。

たとえば、仕事の捉え方は、西洋と日本でまったく逆なんですよね。

西洋は、労働は神から与えられた罰。

日本は、仕事は神といっしょに世界をよくするはたらき。

天職を自分にあった仕事だと勘違いして転職しまくりさまよっていたのが、なんかふわっと解けました。自分をお役に立てることが仕事なんですよね。もちろん辛いこともあるけれど、自分のスキルを使っていっしょけんめいやってれば良い、それがうまくいくものをつづけていくと、結果、これが天職だったのかな、と死ぬ時にわかる感じですね(笑)あーそんなもんか。そういうもんだよな。と腑におちた感じでした。

また、日本はケガレ(気枯れ)をなによりも問題視してきたようです。ケガレを払って、身の回りを清らかにする。姿勢を正し、いつもまわりに感謝をする。そういう基本的なことをおろそかにして効率や論理思考ばかりを求めていたからどんどんつらくなっていたと気づきました。

ていねいに生きることを、忘れていたんですね。

古事記は神話だファンタジーだと敬遠する方もいると思いますが、読みやすい古事記もたくさん出ているので、ぜひ手に取ってみてほしいです!神さまの名前はとりあえず覚えなくてもいいので、

なにか自分の中の違和感がある方は、それがスッと解ける感覚があるんじゃないかと思います。

あなたのJMAを祈って!

この記事を書いた人

みしゃこ(妻)

1979年兵庫県尼崎市うまれ。今は奈良を拠点に活動中。身の回りや心の軽量化を考えたり実験するのが大好きです。フリーランスのWEB制作屋。得意技は、狙ってないのに入ってしまう頭突きと裏拳。