ズボラな私でもできたオーバーホール整理術

自慢じゃないですが掃除整理が下手です。すぐ混乱してしまったり、飽きて面倒くさくなっちゃうんですよね…(涙)気合い入れて大掃除したり整理しても、すぐ散らかってきちゃう。汚くなっちゃう。

ただ、唯一の救いがありました。私でもできる整理術を知ったことです。

その名もオーバーホール整理術!

それからは、無理なく整理できるようになり、身の回りはキレイさっぱり!ムダがないというのは心が洗われていくんですねー。気分も良いし集中力も格段にあがりました。家のどこに何があるのかが一発でわかるようになったので、探す時間もなくなりました。モノも自然に減っていきます。忙しさにかまけて多少散らかってきても、その整理術で一発スッキリ綺麗になります。

100回以上の試行錯誤をくりかえして自分なりの方法になってきたので、シェアしますね。

オーバーホール整理術は4ステップ

さっそく手順をご紹介します。

  1. 問答無用で出す
  2. 清める
  3. 自動で判別する
  4. ヨロシク戻し

こんだけです!慣れると1箇所10分でできるようになります。

それぞれちょっと解説してみますね。

あっとその前に、最初にオーバーホール整理術のツボをお伝えしておきます。

オーバーホール整理術のツボ

整理場所は小さな1箇所に絞ることです。

机の上だけ、机の引き出し1つだけ、クローゼットの自分の分だけ、パソコン内のあるフォルダだけ…。どこでもいいんですがとにかく限られた一部でやってください。一気にやってしまいたい気持ちはわかります。わかりますが、部屋全部とかやると、かならず挫折します。

なぜなら整理整頓掃除が苦手な人は『整理が面倒クサイもの、しんどいもの』って価値観が根付いてるんです。体が記憶してしまってる。最初はどうしても『しんどい』が優ってしまうんですね。なので苦手意識がある方は、『整理って気持ちいいなー』と体と心に覚えさせる工程がまず必要なんです。

そのためにも小さな達成感を積み重ねて価値観を書き換えることが大切になります。

やる場所は小さな1箇所!ちまっと!こそこそっと!それがツボです!

では手順の細かい解説をしていきます。

1.問答無用で出す

整理する場所が決まったら、まずそこの中のものを全部出します。このときに分類とかしません。1箇所にドバーッと出します。引き出しなら、引き出しをひっくり返して中身をすっかり出します(飛び散り注意)。

ギャーッてなりますけど、なにこれこんなん持ってた?とかなりますけど、このギャーッが大事だと思うんです。これだけのモノを持ってるんだよ、と認識できます。

2. 清める

では、出してスッキリした場所をお掃除します。ほこりを取り除いたり、拭き掃除をしたり。

できれば「いつもありがとうねー」と言いながら清めるといいですね。信じてもらえないかもしれませんが、不思議とその場所が喜んでいるような感じがするんです。「あら久しぶりねー」「キレイになってうれしいなー」そんな声が聞こえてきそう。

清めることで心も掃除されていきますので、ここで『気持ちいいな!』って感じをたっぷり味わってください。これがズボラでも続けるコツです。

3.自動で判別する

さて、次にひっくり返してぶっちゃけた山にとりかかりましょう。

分類は、いろいろ考えてるとあっという間に時間がすぎちゃいますので、瞬時に、直感で、でいきます。

手順としてはカンタン。山からひとつずつ取り出して、ある質問をして、いるいらないを決めます。

質問して、YES→ゴミ袋へ(ゴミ分類や処分方法は後で考えるので、とにかくいらないものとしてゴミ袋にぽいぽい捨てていく)

質問して、NO→いる山へ移動

こういう感じですね。

では、投げかける質問です。YESなら「いままで、ありがとうね」と感謝して、潔くゴミ袋へ収めます。逆に、この質問を投げかけても「でもなぁ」と迷ってしまう場合は、持っていていいです。この質問は捨てることが目的なのではなく、今の自分にとって大切なものを判別する質問でもあります。今は置いておきたいなら置いておいてOK。気軽にゲームのようにいきましょう!

  • 1年以上使ってない
  • 壊れたり、破れたり、汚れてる、期限がすぎたり、腐ったりしてる
  • 邪魔になってる
  • 途中経過になってる(未完成だったり、未完了だったり、読みかけの本とか)
  • なんとなく気分が下がる、落ち込む、イヤイヤ使ってる
  • 他と役割が被ってる

ちなみに、一番手放しにくいのは、いざという時の冠婚葬祭用の服や靴、来客用のグッズ、あとはプレゼントや思い出の品、遺品、とかだと思います。

私は家の空間を広げたかったので、冠婚葬祭用のものや来客用のものは、レンタルを使うことにきめて手放しました。プレゼントや思い出の品は、モノとして置いておきたいものは小さな宝箱へ。あとは写真に撮ったりデータ化して手放しました。

このあたりはモノとの付き合い方の話になるので、また別の記事でまとめてみようと思います。

4.ヨロシク戻し

最後です。質問にNOが出て、置いておくときめたものを戻します。

戻す時は、ざっくりと大まかに分類をして、位置を決めて戻しましょう

天才的な記憶力に自信のある方以外は、分類は大まかに、がコツです。細かすぎると一般人の頭では覚えられなくなるからです(汗)

位置を決めて戻すのは、どこになにがあるのかを自分に記憶させるためです。定位置が決まると、脳内に地図ができて、あとで探すのが楽になります。

戻すときは「これからもよろしくねー」と挨拶して戻すと、道具たちも喜んでくれてるような気がして気分がいいです。


以上、ズボラな私のオーバーホール整理術でした。

文字に書いてみるとなんかボリュームあるように見えるんですが、慣れると10分もあればできるようになります。ちょっと整理したいなーって思ったら10分オーバーホール。場が清められて空間が広がり、風通しがよくなるので、とっても気分がよくなります。

ぜひぜひ、1箇所決めてやってみてくださいね。

あなたの人生がJMAであることを祈って。

この記事を書いた人

みしゃこ(妻)

1979年兵庫県尼崎市うまれ。今は奈良を拠点に活動中。身の回りや心の軽量化を考えたり実験するのが大好きです。フリーランスのWEB制作屋。得意技は、狙ってないのに入ってしまう頭突きと裏拳。